そしてその「睡眠の質」に深くかかわっているのが布団。自分に合ったふとんを選べるかどうかが、あなたの人生を大きく左右することにもなりかねません(言いすぎ?)。
実は私たち「赤や」は、家具店なのでベッドを売っているのはもちろんですが、布団も一緒に販売しています。ぜひベッドとご一緒に、理想的なふとんを当店でお選びいただけるとうれしいです。
今回は、布団を選ぶ時にぜひ知っておきたいポイントをご紹介します!
ふとんに使われる素材の特徴を知っておこう
布団の素材と聞いて、多くの方ががすぐに思い浮かべるのは「羽毛ぶとん」ですよね。でも布団には、羽毛以外にもいろいろな素材があるんですよ。
まずは一般の布団に使われている主な素材について、それぞれの特徴をご説明します。
羽毛
ダックやグースなどの水鳥の羽毛です。掛け布団の素材としては最も人気ではないでしょうか。
羽毛に含まれた空気が断熱材の働きをするため、保温性が非常に優れています。また、とても柔らかなので体のラインにフィットし、暖かさを逃しません。さらに軽いので寝ている体への負担が少ないのもメリットです。
欠点はというと、人によっては軽すぎるので合わないことがある点と、価格幅が広く品質にばらつきがある点です。安価で質の悪い羽毛ふとんを選ばないようご注意ください。
羊毛
羊の毛を製綿したものです。吸湿性・放湿性がとても高いのが特徴。羽毛ほどではないものの保温力は高く、掛け布団にも敷き布団にも向いています。柔らかな素材ですが、羽毛よりは硬く重さもあるので、羽毛の掛けぶとんが軽くて合わないという方にもOK。
お手入れの面では乾燥しやすい一方、直射日光で変色する、洗濯しづらい、などのデメリットがあります。
綿(木綿)
植物の綿花からとれる天然素材です。やや硬めで吸湿性が非常に高いので、昔から敷き布団の素材として愛用されてきました。ただし放湿性は低いので、天日干しなどでしっかり湿気を取る必要があります。
また掛け布団としては重たいので、寝心地の面からもあまりおすすめできません。
真綿
蚕糸が原料の綿です。絹と同様に、しなやかで柔らかな高級感ある素材といえます。非常に細かい繊維がつくる空気層によって、軽量ながら保温力は抜群、吸湿性・放湿性も高いなど機能面では申し分ありません。
同じ綿の木綿よりは高価である点や、直射日光に弱く耐久性が弱い点がデメリットです。
化繊(合成繊維)
ポリエステルなどで工業的・化学的に作られた繊維です。一番のメリットはコスト面。他の素材に比べてかなり低価格です。また商品によっては丸洗いもできるので清潔を保てます。クッション性や耐久性にも優れています。
半面、吸湿性がないため蒸れやすく、保温力も毛や綿には劣ります。また化繊には帯電性があるため空気中のほこりを引き付けやすいのも難。
掛け布団と敷き布団では、選ぶポイントが異なる!
ご存じの通り、布団には「敷き布団」と「掛け布団」の2つがあります。
両者は寝具としての役割が違うわけですから、ベストな商品を選ぶためのポイントも異なります。
実際にこれらを全て満足する布団を店頭で探すのは簡単ではありませんが、こういった知識を頭の中に入れておくだけでも、商品を選ぶ時やスタッフに相談する時に役立つと思います。
掛け布団を選ぶポイント
保温力がある
何と言っても、布団は暖かくなければなりません!冷気をシャットアウトして、布団の中をしっかり暖かいままにしてくれる保温力が掛けぶとんには不可欠です。布団そのものの厚みはもちろん、ふとんの内部にある空気層の断熱効果も見逃せません。
軽い
掛け布団は一晩中、寝ている人の上に覆いかぶさっているものです。もし掛け布団が重いと、それだけ長い時間、わずかでも体を圧迫し、負担をかけていることになります。人によっては、寝返りがさまたげられたり、血流が鈍くなったりすることもあるようです。よけいなストレスをなくすためにも、なるべく軽い掛け布団を選びましょう。
吸湿・放湿性が良い
人間は寝ている間にもコップ1杯分程度の汗をかくと言われています。これは夏はもちろん冬も同じです。その汗を吸収してくれるだけの吸湿性が布団には必要です。そして、吸収した水分を放出する力(放湿性)も大切。どちらが欠けても、布団の中の寝心地は悪くなってしまいます。
敷き布団を選ぶポイント
適度な硬さ
敷き布団の一番の役割は、横になった体の負担を少なくすること。「じゃあ、柔らかい敷布団ほどいいんでは?」と思われるかもしれませんが、それは違います。
柔らかすぎる敷布団は、仰向けに寝転んだ時に腰が沈み込んで背骨が曲がり、腰への負担がかえって大きくなるのです。横向きになった時も同様で、また寝返りも打ちづらくなります。
でも逆に硬すぎると、肩や腰の部分が沈まずに背骨が不自然な姿勢になり、正しい寝姿勢が保たれません。これもまた体には負担です。
難しいところですが、硬すぎず柔らかすぎない、適度な硬さを持つ敷き布団が理想といえます。
※赤やには、肩や腰にかかる荷重を分散して体へのストレスを少なくする「体圧分散ふとん」という商品もございます。詳しくは店頭でスタッフにおたずねください。
吸湿・放湿性が良い
これは掛け布団を選ぶポイントにもあげましたが、敷き布団にとっても大事なことです。
敷きぶとんは寝ている人の背中からの汗を全て受け止めます。その吸湿性が良くないと発汗が妨げられ、寝苦しくなってしまいます。また敷き布団は床に接していますので、吸湿性・放湿性が悪いと、床やふとんにカビがつきやすく不衛生です。
寿命、耐久性がある
敷き布団は掛け布団と違い、寝ている間じゅう体重がかかっているため掛け布団よりも早く傷みます。長く使うとどうしても中の綿がへたってしまい、クッション性を失い、床に直に寝ているような状態に。腰や肩への負担増にもつながります。
なお布団の寿命は、布団の選び方だけでなく普段のお手入れの仕方や頻度によっても違ってきます。
その他、布団選びのポイントいろいろ
お手入れのことも考えて選びましょう
布団にはどうしても、寝汗や汚れ、体臭などが付いてしまいます。それに湿気がたまればカビやダニの発生も心配です。毎日毎晩寝る場所ですから、できる限り衛生的にしておきたいもの。そのためには布団の上げ下ろしや日干しを頻繁に行うことが大切です。
上げ下ろしや布団干しの負担を少しでもなくしたいという方は、なるべく軽くコンパクトな布団を選ぶようにしましょう。清潔さを保つためには布団カバーなどを活用するのもいいですね。
また商品によっては丸洗いできる布団もありますので、詳しくは店頭でおたずねください。
価格だけで選ぶのはNG?
布団は商品によってかなり値幅があって、3千円程度で買えるものから数万円を下らない羽毛布団まで様々です。同じ羽毛布団でも、ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)の重量比率や、何の毛を使うかでも値段は変わります。
もちろん基本的には値段相応の品質になります。具体的には保温力や柔らかさ、軽さ、寿命などに違いがあり、特に安価なものはどうしても耐久性の面で難があります。
ただ、これについては考えようで、敷きぶとんについては衛生面も考えて、早期に買い替えることを前提に安めの布団を使うというのも一つです。
布団のサイズ選びで迷うことはほとんどない
例えば家具を選ぶ時は、部屋での納まりや使い勝手などを踏まえた適切な「サイズ」の見極めがとても重要でした。一方、布団選びについては、サイズについて悩む必要はほとんどありません。
布団のサイズはどの商品でもおおむね共通で、シングル(1人用)だと敷き布団は100cm×210cm、掛け布団は150cmx210cmとなっています。またダブル(2人用)だと敷布団は140×210cm、掛け布団は190cm×210cmが標準です。
部屋の納まりや収納スペースも、この寸法を基準に考えていただけばほぼ間違いありません。
店頭に豊富な布団ラインアップを取り揃えております
いかがでしたか?今回は「布団の上手な選び方」についてご説明してきました。
毎日当たり前のように使っている布団なので、普段その存在を意識することはあまりないかもしれませんが、いざ購入にあたって選ぶとなると、いろいろと考えておかねばならないことがお分かりいただけたかと思います。
欲しいふとんのイメージがある程度できあがったら、ぜひ「赤や」にお越しいただき、店頭で実際に商品を見ながらお選びいただくことをおすすめします。実物を見たり触ったりして確かめてから選ぶことで、失敗を少なくできるでしょう。(その場で実際に寝ていただくのは難しいですが…)
ご不明な点があれば、いつでも店内のスタッフにおたずねください。お客様に後悔のない布団選びをしていただけるよう、精一杯務めさせていただきます。
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