絶対後悔しない!チェストの買い方・選び方

収納家具の一つに「チェスト」というものがあります。
チェストとは一般に、衣類や小物などを収納するための引き出しのついた家具のことです。中世ヨーロッパで使われていた長方形の収納箱が発祥だそうで、日本語でいえば「タンス」が一番イメージに近いでしょうか。今では日本でも広く使われていて、「赤や」ほか家具店でさまざまなチェストが販売されています。
今回は、新しくチェストを買おうとお考えの方のために、選ぶ時に押さえておきたいポイントを解説いたします。

◆目次

  1. まず「何を収納するか」を決めましょう
  2. 一番のチェックポイントは「引き出し」
  3. その他のチェックポイント
  4. 必ず現物を見て使い勝手の確認を!
  5. 赤やおすすめのチェスト

まず「何を収納するか」を決めましょう


理想のチェストを選ぶその前に、まず考えなければならないのは、新しいチェストに「何を、どれくらい収納するのか」です。
チェストは、収納物が「人目に触れない」「ホコリをかぶらない」といったメリットがありますので、基本的にはプライベートなものや使用頻度が低いものになるでしょう。

収納するものが決まれば、そのチェストをどの部屋に置くかも決まってきます。洋服なら寝室、生活雑貨ならリビング、おもちゃや子供服は子供部屋、といった具合です。もちろん使っていくうちに用途が変わってくるかもしれませんが、それは今後の話。

また、収納したい物のボリュームを把握しておかないと、どの程度のサイズのチェストが必要かが分かりません。せっかくチェストを買ったのに「引き出しが全然足りない!」「こんなに大きいの、いらないのに…」では残念ですからね。

一番のチェックポイントは「引き出し」

チェストに限ったことではありませんが、家具を選ぶのに一番大事なのは、何といっても「使いやすさ」です。
使いにくい家具なんて、ハッキリ言って場所を取るだけ、置いている意味がありません!デザインや価格も大切なポイントですが、まずは使い勝手の良い家具を選びましょう。

ではチェストの使い勝手は何で決まるかというと、もちろん引き出しです。次にあげる3つのポイントをチェックしておきましょう。

引き出しやすさ

引き出しは頻繁に、それこそ毎日のように出し入れをします。この動きをスムーズに行えることが第一条件です。引き出すたびに引っ掛かりがあったり、ガタガタしたりしていては話になりません。また特に女性の方にとっては、やたらと重たい引き出しもNGです。
これは実際に店頭で引き出しの出し入れをしてみるのが最も確実です。ご自分にしっくりくる引き出しやすさを確かめましょう。

またチェストによっては、引き出しの側面に「スライドレール」が付いているものもあります。重い引き出しでも軽い力で、スムーズに出し入れできる優れものです。

引き出しの深さ

中に入れるもののサイズに合った、引き出しの深さが必要です。
例えば衣類を入れるチェストなら、セーターなどの冬着はたたむと案外厚みがある上、あまりギュウギュウに重ねて詰めるのも服に良くないので、ある程度の深さは必要でしょう。逆に深すぎると、下のほうに入れた物が取り出しにくくなります。深さの違う引き出しが一緒に付いているチェストだと便利かもしれませんね。

引き出しの幅は、基本的に中に入れる物に合わせて考えれば良いですが、あまり幅の広い引き出しは出し入れしにくくなります。これも、引き出しの幅に大小があるチェストだと使い勝手が良さそうです。

丈夫さ

引き出しの作り付けがしっかりしているか、もチェックポイント。特に重さのある物を入れようとする場合は大切です。

底板は引き出し側面の溝にはめ込んだタイプが多いですが、きちんと固定されているものがより丈夫です(左図【A】)。
またチェストの前面に、引き出しの箱を組んでいる板とは別の板(前板)が取り付けられている物が良いです(左図【B】)。
あと底板があまり薄いと、使えないことはありませんが、ちょっと心もとなさを感じるかもしれません。

また、引き出しの前板と端板(側板)を接合する組み方によっても強度が違います(左図【C】)。
蟻組接(ありぐみつぎ)
ほぞの先端が広がっているので、引っ張り強度がとても優れています。
刻接(きざみつぎ)
ほぞの先端が平行です。「ロッキング」ともいわれ、蟻組接に次いで引っ張り強度が優れています。
太柄接(だぼつぎ)
凹凸部にボンドを流し込んで接合します。ボンドの効力が薄れると外れる恐れがあり、少し衝撃に弱いです。

実際に引き出しを1本抜いてみて、引き出しの正面、側面、底面の板が、どのように組み立てられているかを見ておきましょう。

その他のチェックポイント

サイズ

チェストのサイズは、収納したい物のボリューム以上に容量が必要だということは冒頭でも申しました。また置きたいスペースにきちんと納まるサイズでなければならないのも当然です。

チェストには幅広で背が低い「ローチェスト」と幅が狭く背の高い「ハイチェスト」がありますが、使い勝手から考えると、引き出した棚の中が見られるよう一番上の引き出しが目の高さより低いくらいがちょうど良いでしょう。

またあまり背の高いチェストは部屋に圧迫感を与えてしまうこともあります。インテリアとしてのバランス感も家具サイズ選びには大切です。

デザイン

お部屋のインテリア要素の一つであるチェストは、そのデザイン性も、選ぶ上では大切なポイントです。特に寝室は他の部屋に比べて家具も少ないでしょうから、1つのチェストが部屋全体の印象に与える影響は大きくなります。

チェストはテーブルやソファと違って、必ず壁際に置かれる家具ですから、お部屋の壁の色や柄との調和をまず考えるのが良いでしょう。淡いカラーの壁に黒やダークブラウンのチェストでコントラストを強くするも良いですし、壁と同系色のチェストにするとお部屋を広く見せる効果もあります。

またワイドタイプで背の低いチェストだと、チェストの上に色々な物を置けます。お気に入りのオブジェや置き時計、花瓶、スタンド、敷物…これらも全てデザインを構成するパーツです。センスの問われるところですが、上手にコーディネートして、お部屋の魅力を引き立てるチェストにしてください。

価格

チェストの価格は、サイズや素材、引き出しの作りなどによって違ってきます。
良い素材を使えば高価になるのは当然ですし、引き出しが頑丈な作りになっているものは、簡素な作りの物よりお高いです。また上でも触れたスライドレールの仕様によっても価格は違ってきます。

あと外からは分かりにくいですが、チェストの内部で上下の引き出しを区切る板(地板)によっても価格が違います。奥まで隙間なく地板が貼っているもの、途中まで貼ってあるもの、地板のないものがあり、引き出しの使い勝手に差が出ます。

限られたご予算の中で少しでも丈夫で使いやすいチェストを選んでいただくには、やはり実物を店舗でお確かめいただくのが一番です!

必ず現物を見て使い勝手の確認を!

チェストを購入される時に必ずチェックしておきたい、選び方のポイントについてご説明してまいりました。
こういった収納家具では、第一の目的である「物の出し入れ」がストレスなく行えるかが最も大切だと思います。どんなに見た目に美しくて、高級な素材を使っていたとしても、引き出しがつっかえて動かないチェストは粗悪品と言わざるをえません。

ご購入前に必ず、店頭でチェストの現物に触れていただき、特に引き出しの動きや使い勝手をお確かめください。これは写真を見ただけでは絶対に分かりません。
「赤や」では高品質・低価格のチェストを豊富に取り揃えておりますので、ぜひ店頭にお越しくださいませ。

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在庫については各店舗にお問い合わせください。
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