革張りソファーをお探しなら必見!本革ソファの特徴とは?

ソファーを選ぶ時に必ず考えておきたいポイントとして、サイズや形、色とともに大事なのが「張地(ソファー表面の生地)」です。
張地には大きく「革張り」と「布張り」の2つがあり、革張りの中には本革(天然皮革)と合皮(合成皮革)があります。この中でも最も上質なのはもちろん本革。本革張りのソファーって、とても高級なイメージがありますよね!
今回はこの本革ソファーの魅力や特徴について、徹底して掘り下げていきます。

本革とは?

image_03本革とは、牛や豚、ワニなどの動物の皮をもとに作られた革のことです。ソファーだけでなく、靴やかばん、革ジャンなど身の回りの様々なアイテムに使われていますのでご存知の方も多いでしょう。

ソファーに使われる本革は牛革が多く、また革の厚みや加工・仕上げの方法などによって種類が異なります。

革張りソファーのメリット

革ならではの高級感

本革ソファーの一番の魅力は、何といっても「高級感」です。重厚でしっとりとした、存在感のある革独特の手触りとぬくもり。年を重ねるごとに変化し、使い込むほどに味わいを増す色艶や風合い。いずれも、他のどの素材にも出せないものです。
天然皮革ならではのシワや傷も、同じ商品が世界に1つもないという価値の表れといえるでしょう。

高い耐久性

本革は丈夫で耐久性が高く、破れや摩擦に対して強いのが特徴です。適切なメンテナンスをすれば、10年以上は十分に使えるでしょう。

汚れにくい

本革には汚れやほこり、ダニなどが付きにくく、またゴミや汚れが付いても掃除機などで簡単に取ることができます。アレルギーを持つ方がいるご家庭にもおすすめです。

座り心地の良さ

「革のソファーは冷たい」と思っている方が時々ありますが、実は逆で、本革のソファに座ると体温に合わせて温かくなります。
また天然素材ならではの吸湿性・通気性・耐熱性もメリットです。夏のじめじめした時期でも、本革のソファーは快適な座り心地を生み出してくれるでしょう。
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革張りソファーのデメリット

魅力いっぱいの革張りソファーですが、欠点がないわけではありません。
本革ソファーのデメリットとされる点には次のようなものがあります。素材の特性をよく知った上でお選びください。

メンテナンスの手間 (※)

非常にデリケートな天然素材である本革は、拭き掃除や専用クリーナーでの適切なメンテナンスを定期的に行わないと、ひび割れや色落ちなど劣化が発生することがあります。
もちろん、メンテナンスさえ怠らなければ本革はとても長持ちするものですし、商品によっては本格的なお手入れは年1~2回程度でOK、といったものもありますので店頭でご確認ください。

水や日光に弱い

本革には吸湿性はありますが、耐水性はありません。水や水分(お茶、ジュースなど)の汚れには弱く、カビやひび割れの原因にもなります。
また直射日光によって日焼けしますので、日の当たる窓際に置くのは避けてください。
いずれも、布カバーの使用などで対策できると思います。

価格が高い

貴重で高級な本革のソファーは、他の素材に比べると高価になります。
コスト面、機能性などのバランスを踏まえてお選びください。

革特有の匂い

革靴やグローブと同じように、革張りソファーも革そのものの匂いがあります。家具店ではあまり気にならないと思いますが、それは広い店内で匂いが拡散するから。この匂いが苦手な方はご注意ください。

※本革ソファーのお手入れについて詳しくはこちらをご覧ください。
 本革ソファーのお手入れ

革張りソファーの価格の違いは何で決まる?

革張りソファーは一般に高価なものとされていますが、その価格帯はピンキリで、びっくりするような高級品からリーズナブルなものまで様々です。
革張りソファーの価格を決めるポイントは、主に次のような点です。

銀面と床革

動物の皮は厚みがありますので革製品に使う時はスライスされます。その表面側の層を「銀面」、その下にある層を「床革」と呼びます。

銀面は「トップレザー」とも呼ばれるもので、毛穴や肌のキメといった革本来の風合いや経年変化を楽しむことができます。また繊維が細かく、柔軟かつ耐久性が高いのも特徴です。定期的にお手入れをすれば10年以上は使えるでしょう。

一方、床革は銀面ほど繊細ではなく、表面はざらざらしており繊維が粗いため耐久性に欠けますが、価格が安いのが特徴です。
耐久性を高めるために床革の表面にポリウレタンなどの樹脂を貼ったものを「スプリットレザー」と呼びます。

価格的にはもちろん銀面のほうが床革よりも高価です。また商品によっては部位によって銀面と床革の両方を使い分けているものもあります。

総革張りと本革張り

一つのソファの中で、どの範囲で本革を使うかによっても価格の違いがあります。当然広い面積に使われるほど高価になります。

ソファの座面や背もたれだけでなく、体の触れない足回りや背面まで、ソファの全体に本革を張ったものを「総革張り」といいます。
一方、座面や背もたれなど、座ったときに体の触れる部分に本革を張り、触れない部分に合成皮革を張ったものを「本革張り」といいます。
総革張りのほうが本革張りよりも本革を使う量が多く、価格もより高くなります。

革のサイズ・厚み

本革ソファーは何枚もの革をつなぎ合わせて作られていますが、1枚の面積が大きいほどその革は価格が高くなります。
具体的には、座面や背面など面積の大きな部分が、継ぎ目なく1枚の革で作られている革ソファーはより高級なものといえます。

また一般的には、高級なソファほど厚い革を使っています。具体的には、スタンダードなもので1mm前後、高級品だと1.4mm~3mmの厚さの革が使われています。

仕上げ方法の違いによる特徴

ソファーで使われる本革の種類はほとんどが牛革であると冒頭で申しましたが、革の仕上げ方法(染め方)は商品によって異なります。
次の3つの仕上げ方法がありますので、それぞれ特徴を知った上でお選びください。

顔料仕上げ

革の表面に塗料を吹き付ける、本革張りソファの染め方で最も一般的な方法です。
革を顔料でコーティングするようなイメージですので、仕上げ後は丈夫で水にも強く、メンテナンスもしやすいのが特徴です。
一方で、他の染め方よりひび割れを起こしやすく、革本来の風合いや肌触りが出にくいといった面もあります。

アニリン仕上げ(染料仕上げ)

顔料を使わずに革を染める方法です。透明感があり、革本来の温かい風合いや質感が最も生かされます。
染色後、表面にコーティングをしますが、顔料仕上げに比べると傷や汚れがつきやすいです。また革に本来あるしわや傷が残るため、張地として使える革が限定されることから比較的高価になります。

セミアニリン仕上げ

染色した革に、適度に顔料仕上げを行う方法です。
革の風合いを残しつつ、耐久性やメンテナンス性も持っています。また仕上がりが比較的均一なのも特徴です。

本革ソファーで人気の「イタリア革」とは

本革張りソファーは世界各地で作られていますが、中でも非常に人気が高いのが、イタリア革製のソファーです。

イタリアは有名な革の本場であり、「イタリアン・レザー」と呼ばれる高品質な革製品は世界中で愛用されています。
しっとり柔らかい手触りと美しい色艶が魅力のオイルレザーを使い、イタリア産ならではの伝統的な製法で手間暇かけて生み出された本革は、革本来の自然な風合いと上質な経年変化が楽しめます。

「赤や」でも、イタリア革の本革張りソファを数多く取り揃えております。しかも他店よりも大変得なお値段でご提供しておりますのでぜひチェックしてみてください!

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