何でもデジタル化されていく昨今ですが、書籍に関しては、まだまだ紙で製本されたものが愛好されています。表紙の美しい装幀、ページをめくる感触、紙の香り、英知が詰まった重厚感…どれも紙の書籍ならではの魅力です。
一方、紙の本は管理が大変なのがデメリット。増えた蔵書は置き場所を取りますし、きちんと整理しておかないと後で探すのも大変です。書棚や本棚、ラックなどの収納家具を活用して上手に整理整頓してください。
ここでは、豊富なラインアップの中から理想の書棚を選ぶためにぜひ知っていただきたいポイントを詳しくご説明します。
※書棚画像の引用元:赤やオンラインショップ
こんなにある、書棚の種類
書棚を使う目的は、言うまでもなく本や書類を収納することですが、用途は同じでも形やタイプは製品によって様々です。
ここでは、よくみられる書籍の種類をタイプ別にご紹介します。それぞれの特徴を知っていただき、お好みや用途にあわせてお選びください。
棚タイプ
背棚の前面に扉がなくオープンになっている、最もスタンダードなタイプの書棚です。
シンプルゆえに設置場所を選ばず、リビングからオフィスまでどんな部屋にもなじみます。またサイズや棚数、カラー、材質なども様々なラインアップがあるため、お客様にとって選択肢が多いのもメリットです。
横や上部に追加で棚を設置できるタイプや、収納スペースを縦長・横長に区切ることで本だけでなく様々なインテリアも飾れるディスプレイ効果の高いタイプもあります。
棚タイプ(薄型)
上述の棚タイプの中でも、特に奥行きが狭い本体が薄型の書棚です。
棚上部の最も薄い部分ではわずか12センチ程度になりますが、文庫本や小さめの本を置くぶんには十分な奥行きです。本体が薄いぶん場所をとらず、狭い部屋でもスペースを有効活用できるのが一番のメリット。一方で転倒のリスクがあるので上下の本の量にご留意ください。
扉付きタイプ
棚の前面に扉を設置したタイプの書棚です。外からは棚の中が見えませんので、インテリア家具としての存在感もありますし、たとえ本を雑多に並べていても見た目の印象を悪くしません。
また、扉があることで棚の中の本が日焼けやホコリから守られますので、高価な専門書や大切に保管しておきたいアルバムなどの収納に特に向いています。日差しの入る窓際に書棚を置きたい場合は要チェックです。逆に湿気はたまりやすいので定期的に換気を!
スライドタイプ
棚タイプの書棚を前後2列に並べたような形の書棚です。前列(手前)の書棚は足元のレールに沿って左右にスライドできるようになっており、後列(奥)の書棚にある本も簡単に出し入れできます。
収納力が非常に高く、小さめの本をたくさん収納したい場合に特に向いています。逆に大判の書籍は収納できない場合もありますので、お持ちの本のサイズと製品の奥行きをよく確認してお選びください。
ディスプレイラックタイプ
棚の一部に扉が付いており、扉の部分にマガジンラックのように本を立てかけることができるようになっています。雑誌や図鑑、画集などおしゃれな装丁の本を前面に飾れば、それだけで立派なインテリア。オープンラックの部分に小物を飾ればさらに素敵な空間を演出できます。
収納力は決して大きいとは言えず、また文庫本やコミックの収納にはサイズ感が合わないことが多いです。あくまでも見栄えの良さがメリットの書棚であることを踏まえてお選びください。
ラックタイプ
本を立てかけて収納するタイプのスタイリッシュな書棚で、マガジンラック・マガジンスタンドとも呼ばれます。雑誌やカタログなど大判の本の収納がしやすく、ディスプレイラックタイプと同様、おしゃれな装丁を並べて見せることもできます。ディスプレイラックタイプとの違いは箱型の棚の部分を持たないことです。
収納力は高くなく、冊数が多い場合には向いていません。
どのくらいのサイズの書棚を選べば良い?
数ある書棚・本棚の中から理想の商品をお選びいただくにあたり、最も悩ましいのは「どのくらいの大きさが良いのか」ではないでしょうか。
書棚のサイズを決めるにあたっては、次にあげるポイントを押さえておいてください。
蔵書のボリュームを把握する
必要な書棚のサイズを知るには、何はなくとも、収納したい本や書籍がどれくらいあるかを把握しておくのが大切です。
本棚を買ってはみたけど、いざ本を入れてみると全部入らなかった…ではお話になりません。本のボリュームを事前に確認しておくことで、新しい書棚に最低限必要なキャパシティが分かり、書棚選びで間違えずに済みます。
お持ちの本や書類を大体のサイズ別に分類し、それぞれを並べて必要な幅をメジャーで測っておくと良いです。また、人目につかない場所(戸棚など)に収納したい本があれば、その冊数や幅も別途確認しておきましょう。
なるべく余裕を持っておく
書棚が必要なほど本をお持ちの方は、普通に考えれば、今後もたくさんの本を購入し、読まれることでしょう。棚を置けるスペースにもよりますが、新しい書棚の収納力は、今の冊数に加えてある程度の余裕を見ておいてください。
収納数に余裕がないと、狭い棚に無理やり本を押し込んでしまうことになり、出し入れがしにくく本を傷める原因にもなります。
搬入経路の確認も
サイズに関して一つ気を付けたいのは、ご自宅のお部屋に搬入できるかどうか?ということです。これはよほど大きな本棚でなければ問題にならないと思いますが、心配な方はご購入時に、搬入経路にあるドアや通路で必要な幅を購入店でおたずねください。
書棚選びではインテリア性も大事
書棚は様々な幅・高さの製品がありますが、家具の中では比較的大きなものの部類に入るでしょう。お部屋の中での存在感は意外に大きいもの。そこで本棚選びでは、収納力が大事なのはもちろんですが、同時にお部屋のインテリアの一つという意識を持って選びたいものです。
木製の書棚は基本的にナチュラルモダンや北欧風のインテリアによく合いますが、同じ木製でもカラーは材種によって趣が違います。一方スチール製の書棚やラックは、クールでスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。クロスや床材、他の家具や照明との相性も関係してきます。お好みにあわせてマッチングを考えるもの楽しいものです。
また、書棚の空いた棚はインテリア雑貨・小物などを置くスペースとして活用できます。あなただけのこだわりで、棚をおしゃれに飾ってみてはいかがでしょうか。特に人の目に触れやすいリビングにおすすめです。
部屋のスペースにあまり余裕がない場合は?
収納性能やデザイン面に満足できる本棚が見つかっても、実際に部屋に置けなければ意味がありません。特に、スペースにあまり余裕がない部屋に置く場合は、室内のレイアウトをよく考えた上で書棚を決める必要があります。
棚の正面には本を出し入れできる最低限のスペースが必要ですし、通常の書棚は壁に面して配置しますので、窓を隠したり他の家具の邪魔になったりしてはいけません。
さらに、狭い部屋に背の高い書棚を置くと、圧迫感を与えたり採光を妨げて部屋を暗くする恐れがあります。
こうした点を踏まえて書棚の設置場所を決めたら、必ずそのスペースの採寸をしてから書棚を選ぶようにしましょう。
なお少ないスペースでも大きな収納力がある書棚として、棚本体が回転し前後左右に本を設置できる回転タイプの書棚や、普段はキャビネットなどに収納して必要な時だけ引き出して使う「収納型」の書棚もあります。
理想の書棚は十人十色。使い方にあわせてお選びください
ここまで色々な角度から書棚の選び方について見てきましたが、最終的にはお客様ご自身の使い方やライフスタイルに合った本棚が、最も理想的だと思います。
例えば、子ども部屋で使われる本棚には絵本や教科書、図鑑などが置かれると思います。こうした本は大判のものが多く、サイズも不統一になりがちなので、棚の高さに余裕のある書棚がおすすめです。お子様の年齢によっては、手が届きやすいよう低くて安定感のある書棚が適しているかもしれません。
また文庫本やコミックなど同じ種類の本を大量に持っている方なら、そのサイズの収納に特化した収納力の高い本棚もあります。
「赤や」では家具の知識が豊富なスタッフが店内に常駐しており、お客様の暮らしに最適の書棚・本棚を見つけるためのアドバイスをさせていただきます。ぜひお気軽におたずねください。
皆様が「赤や」で素晴らしい書棚・本棚と出会えることを心より願っております!
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