絶対後悔しない!二段ベッドの買い方・選び方

家具にもいろいろある中で、特に小さな子どもが大好きな家具といえば「二段ベッド」でしょう。
高い段を上り下りしたり、きょうだいが上と下で話したり、ちょっかいを出し合ったり…子どもたちにとって二段ベッドは、寝る所というだけでなく、楽しい遊び場にもなります。もちろん大人にとっても、限られたスペースを効果的に使える二段ベッドは便利です。
そんな二段ベッドは、「赤や」でもファミリー層を中心に人気が高いアイテムの一つ。今回は二段ベッドを購入される時に知っておきたい知識や選び方のポイントをご紹介します。

二段ベッドイメージ

二段ベッドとは

二段ベッドとは、1人用のシングルベッドを上下に2つつなげた形のベッドです。上の段に上がるためのはしごが付いており、上り下りが自由にできるようになっています。
二段ベッドを利用するメリットやデメリットについては後述しますが、分かりやすい一番のメリットは、ベッド1台分のスペースに2人が寝られるという「省スペース性」でしょう。そのため、主に子ども部屋や寮、ユースホステルといった居室としてはあまり広くない部屋で使われることが多いです。

また、二段ベッドと似た形のベッドに「ロフトベッド」があります。これは下段にベッドがなく上段だけがベッドになっている形のもので、はしごもついています。ロフト(屋根裏)のようにベッド下のスペースを有効活用できることからこの名がついたようです。
ベッド下には簡易デスクを置いたり、棚やクローゼットを置いて収納スペースにしたりと、工夫次第で便利に使えます。

二段ベッド二段ベッド
ロフトベッドロフトベッド

形でみるベッドの種類いろいろ

二段ベッドやロフトベッド以外にも、市販されているベッドには様々な形状のものがあり、用途や置き場所にあわせて適したベッドを選ぶことになります。ご参考までに「赤や」で取り扱っている代表的なベッドの形状をご紹介します。

・脚付きベッド
ベッド下に4つ脚のついた、最もスタンダードな形のベッドです。どんな寝室にもフィットし、不自由なく使えます。

脚付きベッド

・チェストベッド
ベッド下に引き出しが付いたベッドです。衣類や寝具を収納できて便利ですが、周りに引き出しを出すスペースが必要です。

チェストベッド

・ローベッド
背の低いスタイリッシュなベッドです。4つ脚がないタイプやベッド下に空間のあるタイプがあります。

ローベッド

・ソファーベッド
折りたたんでソファーとしても使える、1台2役のベッドです。コストパフォーマンスにも優れています。

ソファーベッド

・折りたたみベッド
使わない時に折りたたんで動かせる機能的なベッドです。安定性や寝心地は通常のベッドより劣るものが多いです。

折りたたみベッド

・脚付きマットレス(フロアベッド)
ベッドのフレームがなく、マットレスに直接脚を付けた形状のベッドです。コスパ重視の方におすすめ。

脚付きマットレス(フロアベッド)

二段ベッドを利用するメリット

上記のように、一口にベッドと言っても色々な種類があるわけですが、その中で二段ベッドを選ぶとどんなメリットがあるのでしょうか。

部屋を広く使える

先ほども触れましたが、二段ベッドはシングルベッド1台分のスペースに2人が寝られるので室内の限られたスペースを有効活用できるという大きなメリットがあります。
普通、子ども部屋というのはそれほど広くないものですが、あまり場所をとらない二段ベッドなら大丈夫。節約できたスペースは学習机や収納家具を置いて、より便利に使いやすい部屋にしてください。

コスト効率が良い

2人分のベッドを用意しようとする時、多くの場合、シングルベッドを2台買うより二段ベッドを1つ購入したほうが費用的に安くなります。もちろん材質や機能面によって違ってはきますが、できるだけ家具のコストを抑えたいとお考えのファミリーの方にも二段ベッドはオススメです。

家族の距離が近くなる

二段ベッドの上下に寝るというのは、布団やベッドを隣り合わせにするのとはまた違った親密な距離感があるものです。きょうだいや親子が同じ二段ベッドを使うことで、夜寝る時や朝起きる時のコミュニケーションが自然に生まれます。年齢などにもよりますが、お子様同士の絆を育てることにもつながるでしょう。

二段ベッドのデメリット

二段ベッドを使う時のデメリットも知っておきましょう。お子様が欲しがるのに任せてつい流れで買ってしまったものの、後で「やめときゃよかった…」となっては、もったいないですからね。

転落のリスクがある

二段ベッドのデメリットとしてまず思いつくのが、上段に寝ている人が転落してしまう危険性です。
もちろん手すりやサイドレールで対策はされているのですが、体の小さい子どもや寝相の悪い人だとリスクはゼロではありません。
また、はしごを上り下りする際に足を踏み外してしまう可能性もあります。夜中の暗い部屋では特に注意が必要です。

置き場所に工夫が必要

二段ベッドを設置する場所には、ある程度の天井高さが必要です。ただ置ければ良いというのではなく、上段で横になった人がベッド上での動作を不自由なく行えるだけの余裕が必要になります。念のため購入前に設置場所を確認しておきましょう。
また、背が高く存在感の強い二段ベッドはデザインによって室内に圧迫感を生むことがあります。

上段のベッドメイクが手間

上段ベッドは高い位置にあるため、シーツの交換やお手入れ、布団の上げ下ろしなどに手間がかかります。日常的な作業ですので極力ストレスのないよう工夫してください。
マットレスを保護するベッドパッドを使うと、より長く清潔性を保てるためお手入れの回数を減らせます。

二段ベッドの形状のタイプ

二段ベッドの特徴を把握していただいたところで、いよいよ二段ベッドの選び方について見ていきたいと思います。
まずは形状のタイプです。「二段ベッドとは?」と聞いてイメージされる大体の形は皆さん同じかと思いますが、詳しく見ると、ベッド本体とはしご、それぞれにいくつかのパターンがあります。お好みやライフスタイルにあわせてお選びください。

ベッド本体

①2台のベッドが固定されている

上段と下段がフレームで固定されたタイプです。
各段を分離できないため拡張性は高くありませんが、他の2タイプに比べると価格が安い製品が多く、お子様が成長するまでの短い期間だけ使おうという方にはおすすめです。また製品のラインアップが豊富で、デザインや機能面の選択肢が多いのもメリットです。

②2台のベッドが分離できる

上段と下段を分離できるタイプです。
最初は二段ベッド大好きだったお子様も、やがて成長すると、きょうだいと一緒のベッドを嫌がりだすのは珍しくありません。また、きょうだいそれぞれに部屋が分かれることもあります。そんな場合もベッドを分けて使えるのがこのタイプの魅力です。

③2台のベッドが分離でき、横にも連結できる

あまり多くありませんが、上下に分離できるだけでなく横並びにも連結できるタイプもあります。
②のタイプが持つメリットに加えて、横に連結すればファミリーベッド(家族一緒に寝られる幅広ベッド)として使えるので、「子どもが赤ちゃんの時は横並び、幼児~小学生くらいまでは上下連結、その後はシングルベッドに」といった形で長期間使えます。

はしご

①垂直はしご

床から垂直にはしごを立て、上端をベッド上段のへりに固定してあるタイプです。
ベッド周りに無駄なスペースをとらず、見た目にもスッキリしていておしゃれな印象を与えます。デメリットとしては、小さい子どもには上り下りに慣れるまで少々恐怖感があるかもしれません。

②斜め掛けはしご

ベッド上段のへりにもたれかけるように、はしごを斜めに掛けるタイプです。
垂直はしごよりスペースを取る一方、ほど良い傾斜があるので重心移動がしやすく、登りやすいのがメリット。また、はしごの位置を自由に変えられる製品が多く、床のスペースに合わせて取り付けられます。

③階段

ベッド側面の階段で上り下りするタイプです。
上り下りのしやすさや安全性は一番。お子様が小さい間も安心して使えます。また階段部分が収納棚になっている製品もあり便利です。
3タイプの中では最もスペースを取るので、お部屋の間取りに合わせて検討しましょう。

二段ベッドの選び方のポイントいろいろ

ご希望のベッドの形状が決まったら、各製品の細かい違いを見ながらご家庭に合ったものを選んでいきましょう。
二段ベッドを選ぶ時に気を付けておきたいポイントをピックアップしてご紹介します。もちろん「あれもこれも」となって選べなくなってしまうのはもったいないので、

サイズ

二段ベッドのサイズ(長さ・横幅)は幅広いラインアップがあり、また「大人用」か「子ども用」かによっても違います。メーカーや店舗によって規格が若干違ってきますので、家具店で実物を確認されるのをおすすめします。
一般的なベッドのサイズについてはこちらのコラムに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
絶対後悔しない!ベッドの買い方・選び方

また上にも書きましたが、サイズという点では「高さ」も大事です。部屋の天井高さや、上段に寝る人の照明やエアコンとの位置関係も考えた上で、ベッドの置き場所と許容高さを事前に確認しておきましょう。

耐荷重

二段ベッドを安全に利用するためには耐荷重の確認もしておきましょう。
ベッドの構造や素材によって違いますが、小さいものは100kg程度、大きいものだと900kgに設定されたものもあります。使用者の体重と寝具(布団やマットレス)の重さを踏まえて、なるべく耐荷重が大きいものを選ぶと良いでしょう。なお設定された耐荷重は普通に横たわった時のもので、飛び乗るなどした場合の荷重は想定されていませんのでご注意ください。

デザイン

二段ベッドのデザインは、お部屋の雰囲気に合わせてお好みのカラーやテイストを選びましょう。Webサイトの写真だけでは実物の微妙な風合いなどがつかめませんので、店頭で実際のラインアップを確かるのをおすすめします。
また、子ども用の二段ベッドはカラフルでかわいいデザインのものも多いですが、子どもが成長すると逆にそぐわなくなるかもしれません。「いつ頃まで使うのか」を念頭に置いた上でお選びください。

素材

二段ベッドの素材は、ほとんどの製品が木製かスチール製のいずれかで、基本的にはこの両者の比較になります。

木製

スチール製のベッドよりも頑丈で重量感があり、揺れやきしみが少ないのが特徴。特に上段ベッドの使用感は木製のほうが安定します。素材の優しい質感も魅力で、天然木なら経年変化も楽しめます。
デメリットは一般にスチール製よりも高額な点です。また重量が大きいので組み立てや運搬の労力がかかります。

スチール製

木製よりも軽量で扱いやすく、価格が安いのがメリット。また部材の線が細いので、シンプルでスタイリッシュなデザインの製品が多いのも特徴です。お部屋のコーディネイトにこだわる方には特におすすめします。
その半面、木製よりも揺れやきしみ音が発生しやすく、耐荷重も小さめです。正直、寝心地に関しては木製に分がありますのでよく検討した上でお選びください。

機能性

二段ベッドの機能性を高める代表的なものに「ヘッドボード」と「収納スペース」があります。
ヘッドボード付きのベッドは枕元に時計や小物を置けますし、スマホなどを充電できるコンセントや、手元を明るくする照明が付いたタイプもあります。収納スペースは、下段のベッド下や階段が棚やシェルフになっているものが一般的ですが、これも寝具などを片付けるのに重宝します。
どちらもあれば便利なものなので、必要度にあわせてチェックしておきましょう。

マットレスの選び方にも気をつけて

補足として、二段ベッドで使うマットレス選びについて触れておきます。

基本的にマットレスは寝心地やコスト面などを見ながら自由に選んでいただけば良いのですが、マットレスの「厚み」は気をつけましょう。なぜなら、あまり分厚いマットレスを二段ベッドに敷くと、その厚みだけ床が上がることになり、転落防止のサイドレールが機能しにくくなるからです。特に上段ベッドに使うマットレスは、寝ている人がサイドレールを乗り越えてしまわない程度の厚さをお選びください。

また、高さのあるベッド上段はお手入れが大変と先に申しましたが、実際、マットレスや布団が重いと上げ下ろしやベッドメイクがそれだけ重労働になります。軽量ながら寝心地の良いマットレスも市販されていますので、気になる方はそういった製品を選ばれると良いと思います。

「赤や」店頭でお気軽にご相談ください

赤やスタッフここまで、二段ベッドの選び方について詳しくご説明してきました。皆さまのお買い物のご参考になれば幸いです。

一年を通して人気の高い二段ベッドですが、「赤や」では特に春の時期、たくさんのお客様に二段ベッドをお求めいただいています。入学・入社・引っ越しなどを機に多くの方が新生活を始める節目の頃、暮らしに何か新しい風を入れたくて、これまであまりなじみのなかった二段ベッドに目が向くのかもしれません。
毎日使うものですから、思い切りこだわって、「赤や」でお気に入りの二段ベッドを見つけてください。

「赤や」各店では、二段ベッドやマットレスを豊富に取り揃えております。お近くの店舗へお気軽にお立ち寄りいただき、幅広いラインアップをお確かめくださいませ。ご不明な点やお悩み、ご質問がありましたら、店内のスタッフにおたずねください。経験豊富なプロの目線から、精一杯サポートさせていただきます!

赤やおすすめの二段ベッドはこちら!

※商品価格は2024年3月時点のものです。

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