家具店のソファー売り場に足を運ばれると、さまざまな「○○○ソファー」という品名を目にすることと思います。通販サイトや折込チラシを見ても、色々な形状・タイプのソファーがあることが分かるでしょう。
一口にソファーといっても、どのような種類があるのか、皆さんはご存じでしょうか?
ご自分のお好みのソファーが、何という種類にあたるのかを知っておけば、ソファー探しもスムーズに行えます。
ここでは、多様なソファーの種類の中から、比較的ポピュラーなものを取り上げてご紹介してゆきます。
ソファーの種類・サイズ別
まずは、ソファーのサイズで分類した時の種類です。
「ソファーのサイズについて」もあわせてご覧いただけると、より詳しくご理解いただけるかと思います。
1人掛けソファー
1人で座るのに最適なサイズのソファーです。見た目は「ソファー」というよりも「椅子」に近いかもしれません。1人が腰かけてゆったりできるよう、ひじ掛けや背もたれが工夫されており、書斎やプライベートルームに向いています。
メーカーや店舗によっては「パーソナルソファー」や「シングルソファー」などと呼ばれることもあります。
2人掛けソファー(ラブソファー)
2人掛けに適したサイズのソファーです。一般のご家庭でもよく使われるほか、事業所の商談スペースや公共スペースなどでも見られるポピュラーなサイズです。
同じ2人掛けソファーでも、座面の幅は商品によって様々です。特に小さめなサイズの2人掛けソファーのことを「ラブソファー」と呼ばれます。これは座った2人の距離が近くなり、恋人同士やご家族が一緒に仲良く座るのにちょうど良いことから、この名が付いたようです。逆にお二人がゆったり座りたい時は、通常のサイズをお選びください。
3人掛けソファー
ご家族みんなが集まるリビングなどによく見られる、3人掛けに適したサイズのソファーです。全長180~200cm程度のものが一般的で、室内でひときわ大きな存在感を持ちます。近年人気のカウチソファー(後述)も、ほとんどはこの3人掛けソファーにあたります。
お部屋の印象を決める重要な家具ですので、サイズ感だけでなく、デザインや色使いも考えて選ぶと良いでしょう。
ソファーの種類・形状別
次に、ソファーの形状の違いで分類した時の種類です。
ソファーの形状は、実際にソファーをお使いになる用途やシーンと密接に関連します。豊富なバリエーションを知った上で、ご自身に最適の形状をお選びください。
カウチソファー
ベッドのように横になったり、足や体を伸ばしたりして、体をゆったりさせられる形状のソファーです。ソファーに寝そべってだらだらと過ごす人たちを指す「カウチポテト」の語源となったように、リビングなどでリラックスしてくつろぐには最適のソファーと言えるでしょう。
カウチソファーの形状に明確な定義はなく、メーカーや販売店によっても意味合いが若干異なります。ちなみに「カウチ」とは古フランス語の「couche」(ベッドの意)が語源だそうです。
コーナーソファ
その名の通り、部屋のコーナー(角)に合わせて設置されることを前提に、L字型になったソファーのことです。
一般的なコーナーソファーは、2つのソファーとコーナーソファー(角の部分)の3パーツで構成されています。コーナーソファーを外し、他を一列に並べて使うことも可能です。また、コーナーソファを必ずしも部屋の角に置く必要はなく、広いリビングの中央に置けば、そこで空間を仕切る効果もあります。
ローソファ(フロアソファ)
ローソファーは、通常のソファーにある脚部がなく(あるいは短く)、全体の背丈が低いタイプのソファーです。座面と床が近くなるため「フロアソファー」と呼ばれることもあります。
ソファーの高さがないため、部屋を広く、天井を高く見せることができます。狭い部屋でもコーディネートしやすく、どちらかというと機能性よりインテリア性を重視したい方におすすめのソファーです。
ソファベッド
ソファーとしても、ベッドとしても使える形状のソファーです。特に狭い部屋で両方置きたいという方には適しています。
「基本はソファーで、背もたれやひじ掛けを倒すとベッドにもなる」というタイプが一般的ですが、近年はベッドとしての機能性や寝心地を高めた商品も生まれており、ライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
リクライニングソファ
旅客機などのリクライニングシートと同様、背もたれを後ろに倒して角度を調整できるタイプのソファーです。
背中や腰が楽になるように、座りながら姿勢を調整して保てるため、長時間ソファーに座って読書やホームシアターを楽しみたい方には特におすすめです。
オットマン付きソファ
オットマン(足を載せる台)がセットになったソファーです。
オットマンはソファーの補助的な役割を果たすもので、伸ばした足を載せてくつろぐこともできますし、簡易な一人用椅子としても使えます。もちろん部屋の広さによっては、普段は収納しておくのも良いでしょう。
多種多様なソファーの中から最適な商品を選ぶには
いかがでしょうか?ソファーにはこれだけたくさんの種類があり、またそれぞれに特徴があるのです。ただやみくもに探していても、お気に入りのソファーを上手に探し出すのは簡単でないでしょう。
まずは「どのような部屋で、何人家族で、どのような目的で」ソファーを使うかをある程度イメージした上でご来店いただき、各種のソファーを実際に見て確かめながらご検討いただけばと思います。
赤やには豊富なラインアップのソファーを取りそろえると共に、各種ソファーに詳しいスタッフがアドバイスをさせていただきます。ぜひ赤やで後悔のないソファー選びをお楽しみくださいませ。