近年のテレビの大型化にしたがって存在感を増しているのがテレビボード(テレビ台)。今やリビングになくてはならない家具の一つであり、インテリアに大きな影響を与えるアイテムといえるでしょう。
そのテレビボード、市場ニーズに合わせて様々なタイプやデザインの製品が販売されています。「うちのテレビや部屋にはどれが合うんだろう?」と迷ってしまう方も少なくないと思います。
そこで今回は、失敗しないテレビボードの選び方について見ていきたいと思います。
代表的なテレビボードの種類
失敗しないテレビボード選びのために、まずテレビボードにはどんな種類があるかを一通り知っておきましょう。ここでは代表的なものを4つご紹介します。
ローボードタイプ
背が低く横長のローボードタイプは、テレビボードとしては比較的ポピュラーな形で製品のバリエーションも多様です。
このタイプは室内空間に圧迫感を与えず、部屋を広く見せる効果があります。また床に座ってテレビを見るスタイルの方は視線が低くなるので特におすすめです。逆に、椅子に座って見る方には低すぎると感じるかもしれません。
他のタイプに比べてAV機器などの収納スペースが少なくなりがちなのが難点。他の収納家具を併用するなど工夫してください。
コーナータイプ
お部屋の角に置くタイプのテレビ台です。コンパクトで部屋のスペースを有効活用できるメリットがあります。間取りの都合上、コーナーにしかテレビの置き場所がない場合にご利用ください。また、コーナーでの納まりが良いようL字や扇形など形に工夫された製品が多いです。
なお大型のテレビでコーナーテレビ台を使うと、背面のデッドスペースを大きくしてしまうかもしれません。お持ちのテレビに合ったものをお選びください。
ハイボードタイプ
天井近くまでの高さがある壁面収納とテレビ台が一緒になったタイプです(ハイボードといってもテレビの位置が高いわけではありません)。広いお部屋やリビングに向いています。
テレビの上から下、横まで使える収納能力の高さが魅力。AV機器やDVD、書籍など収納物の多いリビングでは重宝するでしょう。また壁全体としてのインテリアの一体感やディスプレイの楽しさもあります。
ボードの中でテレビを置くスペースは固定されているので、今お使いのテレビのサイズはもちろん将来の買い替えも念頭に置いた上で検討しましょう。
伸縮タイプ
ボードの一部が可動式になっていて、スライドさせて幅を伸縮できるタイプのテレビボードです。多くの製品では幅だけでなくボードの角度も調整でき、コーナータイプのようにも使えます。
お部屋のレイアウトや収納物にあわせて自由な使い方ができ、引っ越しやお部屋の模様替えにも便利です。
デザインはシンプルなものが多く基本的に左右非対称になります。また可動部分を持つぶん他のボードより強度が弱いため、カタログなどで耐荷重を確認しておきましょう。
理想的なテレビボードのサイズはこう決める
欲しいタイプのテレビボードがイメージできたら、次はサイズを決めることになります。
これもいくつか大切なポイントがありますのでぜひチェックしておいてください。
基本は「三角形」
基本的には、テレビボードの横幅がテレビの幅よりも広いものを選んでください。
テレビボードの左右の上端のとテレビの上端を線で結ぶと、図のように二等辺三角形ができるような構図がベストバランスです。
幅広のテレビ台を選ぶのは、見た目に安定するというのもありますが、テレビの両サイドに空きを持たせることで、テレビボードの横を歩く時にテレビにぶつかることがないというメリットもあります。小さいお子様がいるご家庭では特に大事なポイントです。
具体的には、テレビの両サイドからプラス10~30㎝程度の幅があれば良いでしょう。あるいは、いわゆる「黄金比」(テレビの横幅とテレビボードの横幅の比が1:1.61)を目安にするのも良いバランスになります。
「気持ち下向き目線」になる高さで
人間の視線は、自然な状態では水平より少し下向きになります。実際、視線が上向きだと目を大きく開ける必要があるためドライアイになりやすくなるそうです。
また、わずかでも上向きな状態が長時間続くと、首や肩によけいな力がかかります。
したがって、長時間の視聴にも目や体への負担を少なくするには、なるべくテレビの中央が視線のやや下の高さにきているのが理想ということです。
具体的には、水平から約10~15度下向きであるのが最適とされています。
皆様は普段、テレビを主にどんな姿勢や距離で視聴されるでしょうか?
床やソファーに座って見る人もいれば、ダイニングから椅子に座って見る人もいるでしょう。テレビまでの距離が分かれば、視線の角度から最適なテレビとテレビ台の位置が導けると思います。無理のない姿勢でテレビ画面を下向きに見られるように、テレビボードの高さを決めてください。
他の家具や壁面とのバランスも大切
テレビボードを置くのと同じ壁面に、キャビネットや収納、スピーカー、装飾品やフロアランプといった他の家具・インテリアを置くことも多いと思います。
その場合、テレビとテレビボード以外に置く物の幅や背の高さ、壁面の幅とのバランスを考えた上でテレビボードの幅を決める必要があります。
壁や家具類が占める面積やカラーリングも影響してくるので一概に正解を出すことはできませんが、事前に写真などでシミュレートしてからサイズを決められれば理想ですね。
先を見て大きめのサイズを選ぼう
冒頭でも触れましたが、最近はテレビもどんどん新製品が出るようになり、大型化と高画質化の一途です。魅力的な商品も多々ありますので、「近い将来、テレビを買い替えることになるかも…」という方も少なくないかもしれません。
今より大きなテレビに替えた時のことを考えて、ある程度余裕を持った大きめのサイズを選んでおくのが賢明でしょう。
デザインは壁・床とのコーディネートが大切
テレビボードは、リビングのインテリアを形作る大切な家具の一つ。「とにかくテレビがきちんと置ければOK」というのではなく、デザインにもこだわりたいものです。
テレビボードは基本的に壁面に置かれますので、まずは壁の色や風合いと合ったものを選ぶと良いでしょう。またローボードタイプは見た目に床と接している部分の割合が多いため、床との相性も大切です。
特にハイボードタイプのテレビボードは部屋の壁面に占める割合が大きく、その存在感やインテリアに及ぼす影響は非常に大きいので、部屋全体との調和を大切にチョイスしましょう。
デザインテイストに関しては、他の収納家具と同様にテレビボードも、モノトーンや北欧風、ナチュラル、アンティーク調、ビンテージなど様々なテイストの製品が流通しています。
素材については天然木をはじめ木質ボード、木目調のプリント化粧板といった木の色・質感を出したものが大部分ですが、クールでスタイリッシュなガラス製のテレビボードもあります。
皆様それぞれに好みがあると思いますので、他のインテリアとのバランスや雰囲気を見ながらお選びください。
その他の機能性にも注目
テレビボードの一番の目的はもちろん「テレビを安定した状態で置く」ことにありますが、その他にも機能面で注目しておきたい点をあげておきます。
収納力
「ハイボードタイプ」の項でも少し触れましたが、テレビの周辺には意外と多くの収納スペースが必要です。レコーダーやゲーム機、DVDや書籍、雑誌、インテリア雑貨など、様々なアイテムの収納が考えられます。ライフスタイルに合わせて必要十分な収納力のあるボードをお選びください。
また収納した物をあまり見せたくない場合は、収納スペースに扉や背板などが付いたクローズタイプのテレビボードがおすすめ。扉の形状にも開き戸とスライド扉があり、使い勝手やビジュアルで違いがあるので自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
機器類の使い勝手
DVDレコーダー・プレイヤー、アンプなどのAV機器やゲーム機などを多数テレビボードに置く方は、これら機器類の操作性や排熱性、配線のしやすさなども考慮しておきたいところです。
収納スペースに扉などがなく前後が開放されたオープンタイプが適していますが、クローズタイプでも配線の取り回しがしやすいよう工夫された製品もあります。また電源コンセントが付いていると配線がやりやすく便利です。
「赤や」各店でお気軽にご相談ください
テレビボードを選ぶ時のポイントについてご説明してきました。
普段はその存在をあまり意識しないかもしれませんが、テレビ台は家族が集うお部屋になくてはならない家具です。お買い換えをご検討の際は、ぜひこの記事をご参考にしていただければと思います。
まずはお部屋に適切なサイズ感を把握した上で、デザイン面面や使いやすさを考えてください。
「赤や」各店にはバリエーション豊富なテレビボード・テレビ台を数多く取り揃えて皆様をお待ちしております。家具に詳しいスタッフも常駐しておりますので、テレビボードのことでご不明な点がありましたらお気軽にお声がけください。
皆様が「赤や」で素晴らしいテレビボードと出会えることを心より願っております!
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