年齢を重ねるにつれて、歩く・立つ・座る・段差を上り下りするといった日常の動作への不安は大きくなるもの。またご高齢でなくても、足腰に負担を抱えている方々にとっては、毎日のちょっとした動作が大きな負担になると思われます。
そんな暮らしの中の不安や負担をやわらげてくれるのが、介護・サポート用品です。
今回は、歩行・移動・立ち座りを補助する介護・サポート用品を中心に、それぞれの特徴や使い方、選ぶ際に押さえておきたいポイントについてご紹介いたします。

介護・サポート用品とは?
介護・サポート用品とは、日常生活の中で身体の動きを助けたり、負担を軽減したりするための製品の総称です。高齢の方や身体の不自由な方の生活を支えるものとして知られていますが、実際には介護が必要な方だけでなく、妊婦さんやケガをした方、足腰に不安を感じている方など、幅広い方に役立つアイテムです。
また近年では、いかにも介護用品という見た目ではなく、住まいの雰囲気になじみやすいデザインの製品も増えています。肘付きチェアや高座椅子、玄関台などは、家具としての使いやすさとサポート機能を兼ね備えており、日常生活の中に自然に取り入れやすいアイテムといえるでしょう。
安心して暮らすための備えとして
介護・サポート用品の目的は、単に「介助するため」だけではありません。使う方ができるだけ自分の力で動けるようにすること、転倒やケガを防ぐこと、そして介助するご家族の負担を軽くすることも大切な役割です。日々の動作が少し楽になるだけでも、暮らしの安心感は大きく変わります。
介護・サポート用品は「今困っている動作を助けるもの」であると同時に、「これからも安心して暮らすための備え」としても役立ちます。身体の状態や住まいの環境に合わせて上手に取り入れることで、毎日の生活をより快適で安全なものにしてくれます。
歩行・移動・立ち座りを補助する用品の重要性
介護・サポート用品と一口に言っても様々な種類があります。食事や入浴・トイレ、移動や買い物など、日常生活の中でサポートを必要とする行動は人によって異なりますので、その程度や内容に応じて適切な製品を利用することになります。
中でも特に日常生活に密接に関わるのが、「歩行・移動・立ち座り」を補助する用品です。これらの動作は毎日の暮らしの中で何度も行うものであり、足腰に不安がある方にとっては大きな負担になる場合があります。
「椅子から立ち上がる時に膝や腰に力が入りにくい」「玄関の段差でバランスを崩しそうになる」「ベッドから起き上がる際に身体を支える場所が欲しい」といった悩みは、年齢や体調の変化と共に増えやすく、また高齢者だけでなく妊婦さんやケガの回復中の方にとっても、こうした日常動作の負担は決して小さくありません。
歩行・移動・立ち座りを補助する用品を取り入れると、身体を支えながら動作できるため、ふらつきや転倒のリスクを軽減可能です。また、段差の上り下りや低い位置からの立ち上がりの時に生じる足腰への負担も少なくなります。
さらに無理なく身体を動かせる環境を整えると、使う方自身の安心感にもつながります。
介助する方の負担軽減にも役立つ
歩行・移動・立ち座りのサポート用品は、使う本人だけでなく、介助するご家族にとっても役立ちます。
起き上がりや立ち上がりを毎回手で支えるのは、介助する側にとっても負担ですが、適切な用品を使えば本人が自分の力で動きやすくなり、介助の回数や負担を減らしやすくなります。日々の小さな負担を軽減していく視点は、安心して暮らし続けるためにも大切です。
「まだ介護用品を使うほどではない」と感じる段階でも、早めにサポート用品を取り入れることをおすすめします。毎日の暮らしをより安全で快適にするための備えとして、幅広い方に検討していただきたいアイテムです。

主な介護・サポート用品の種類と特徴
「歩行」「移動」「立ち座り」をサポートする、代表的な用品をご紹介します。どの製品も、身体への負担を軽減し、日常生活をより安全で快適にするために役立つものです。
使う方の身体状況や生活環境によって適した用品は異なりますので、それぞれの特徴や利用シーン、選び方のポイントを確認しながら、ご家庭に合ったものを選びましょう。
電動ベッド
電動ベッドは、モーターの力で背上げ・脚上げ・高さ調整などができる機能性ベッドです。リモコン操作でベッドの角度を調整できるため、寝た状態から無理なく上体を起こしたり、脚を上げて楽な姿勢を保ったりできます。
肘付きチェア
肘付きチェアは、ダイニングやリビングなどで日常的に使いやすい、安定感のある木製椅子です。立ち座りの動作をサポートする上で役立ちます。
立ち上がりサポーター
立ち上がりサポーターは、床や椅子、ベッド周りなどで立ち上がる動作を補助するためのサポート用品です。「補助手すり」「サポート手すり」とも呼ばれるもので、床の上に置いて使用します。
玄関台
玄関台は、玄関の上がり框(かまち)などの段差を小さくし、上り下りをしやすくするためのサポート用品です。木製のものが一般的で、台の下は靴などを置けるようになっています。
高座椅子
高座椅子は、一般的な座椅子よりも座面が高く、椅子のように腰掛けて使える座椅子です。和室やリビングでくつろぐための家具として人気がありますが、立ち座りのサポートという点でも役立ちます。
介護・サポート用品を選ぶ際のポイント
介護・サポート用品は、身体の動きを助け、毎日の暮らしをより安全で快適にするためのアイテムです。ただし、どれを選んでも同じというわけではありません。使う方の身体状況や住まいの環境、利用する場面に合っていないと、十分な効果を感じにくかったり、かえって使いづらくなったりする場合もあります。
ここでは、介護・サポート用品を選ぶ際に押さえておきたい共通のポイントをご紹介します。
【1】使う人の身体状況に合っているか
まず大切なのは、使う方の身体状況に合っているかどうかです。足腰の状態、握力、身長、体重、姿勢、動作のしやすさなどは人によって異なります。同じサポート用品でも、使う方の体格や身体の状態によって、使いやすさは大きく変わります。
具体的には、立ち上がる際に膝へ負担を感じる方なら「座面の高さ」や「肘掛けの有無」が重要になります。歩行や移動時にふらつきやすい方であれば、「身体を支えられる安定感」や「手を置きやすい位置にあるか」などがポイントです。ケガの回復中の方や妊婦さんの場合は、一時的に必要なサポートなのか、長く使う予定があるのかも考えておきたい点です。
また、介護度の有無だけでなく、日常生活の中で「どの動作に困っているか」を具体的に考えると、必要な用品が見えやすくなります。可能であれば、店頭で実際に座る・立つ・握る・動かすなどを試し、使う方本人が「楽に使える」と感じられるものを選びましょう。
【2】使用する場所に合っているか
介護・サポート用品は、使う場所との相性も非常に重要です。寝室、リビング、ダイニング、玄関、和室など、どこで使うかによって適したサイズや形状は変わります。
中でも電動ベッドは、そのものの設置スペースだけでなく「ベッドの可動時に壁や家具へ干渉しないか」「介助する方が立ち回れるスペースがあるか」「コンセントの位置は問題ないか」など様々なチェックポイントがありますのでご注意ください。
玄関台み、上がり框の高さや玄関の幅、靴を置くスペース、出入りのしやすさなどを考えて選ぶ必要があります。
また、幅・奥行・高さなどの寸法は、購入前に必ず測っておきましょう。商品単体では使いやすそうに見えても、実際に置いてみると動線を妨げたり、家具や壁にぶつかったりするケースが珍しくありません。普段の生活動線をイメージしながら、無理なく設置できるかを確認すると安心です。
【3】安全性と安定感を確認する
身体を支える役割を持つサポート用品は、何よりも「安全性」「安定感」が重要なポイントです。立ち上がる際に手を置く、体重を預ける、足を乗せるといった使い方になるため、少しのぐらつきや滑りが利用者の不安につながります。
店頭で商品を選ぶ際は、本体のぐらつきや床の上での滑りにくさ、手を置いた時の安定感などをよく確認しましょう。玄関台や立ち上がりサポーターなどは、滑り止め加工や安定した土台があるかどうかも大切です。椅子類であれば、脚部の安定性や肘掛けの強度も確認しておきたいところです。
また使用時の安全面を考えると、製品の形状にも注意しておく必要があります。「身体や衣服が引っかかりにくい」「可動部に指を挟みにくい」「角が鋭くない」などの細かな点にも配慮しましょう。毎日使うものだからこそ、わずかな不安要素もなく安心して身体を預けられる用品を選びたいものです。
【4】使いやすさ・続けやすさを重視する
介護・サポート用品は、毎日の暮らしの中で自然に使えるかどうかが大切です。どれほど機能が優れていても、操作が難しかったり設置や移動が面倒だったりすると、利用者や介助者のストレスにつながります。
椅子や玄関台なら使い方に迷われることはないと思いますが、例えば多機能な電動ベッドだと、リモコンの操作が複雑で分かりにくいと困りますので購入前に実物を試せると理想です。
介助するご家族がいる場合は、本人だけでなく介助する側の使いやすさも重要です。介助の際に無理な姿勢にならないか、移動や掃除の邪魔になりにくいか、家庭内で安全に使えるかなど、家族や介助者の意見も確認しておくと失敗を防ぎやすくなります。
【5】部屋になじむデザインか
介護・サポート用品というと機能面ばかりに目が向きがちですが、部屋になじむデザインかどうかも重要です。特にリビングやダイニング、和室など、普段よく使う場所に置く場合は、見た目の印象が暮らしやすさにも影響します。
いかにも介護用品らしい見た目だと使う方が抵抗を感じる場合もあります。その点、肘付きチェアや高座椅子、玄関台のように家具調のデザインであれば、住まいの雰囲気に自然になじみやすく、日常の中で無理なく使いやすいでしょう。
また、必要以上に大げさなものを選ばず、「少し支える」「立ち座りを少し楽にする」といった身近なサポート用品から取り入れるのもおすすめです。使う方が前向きに受け入れやすく、暮らしの中に自然に定着しやすくなります。
【6】将来の変化も見据えて選ぶ
介護・サポート用品を選ぶ際は、現在の困りごとだけでなく、今後の身体状況や生活環境の変化も考えておくと安心です。今は軽い補助で十分でも、数年後にはよりしっかりしたサポートが必要になる場合もあります。
今は立ち上がりやすい椅子だけで十分という方でも、将来的には電動ベッドや玄関台、立ち上がりサポーターなどを追加したほうが暮らしやすくなる場合があります。一方で、ケガの回復中や妊娠中など一時的な使用であれば、必要な期間や保管のしやすさも考えて選ぶと良いでしょう。簡単ではないかもしれませんが、「今の生活に合うか」と「これからも使いやすいか」の両方を考えてみると、より納得のいく選択ができます。迷った時は、使う方の身体状況や住まいの環境を店頭スタッフに伝え、無理のない範囲で最適な用品を相談してみるのもおすすめです。
介護・サポート用品の購入をご検討中なら「赤や」にお任せください
今回は、介護・サポート用品の特徴や種類、選び方のポイントについてご紹介してきました。皆様のお買い物の参考になれば幸いです。
介護・サポート用品は、身体の負担を軽くし、日常生活をより安全で快適に過ごすための大切なアイテムです。高齢の方だけでなく、妊婦さんやケガをした方、足腰に不安がある方にとっても、歩く・移動する・立ち上がるといった毎日の動作を支えてくれます。
大切なのは、使う方の身体状況や住まいの環境に合ったものを選ぶことです。電動ベッドや肘付きチェア、立ち上がりサポーター、玄関台、高座椅子など、それぞれに役割や特徴がありますので、見た目や価格だけでなく、使いやすさ・安全性・設置場所との相性を確認しながら選びましょう。
「赤や」各店では、暮らしに取り入れやすい介護・サポート用品を取り揃えております。店頭で実物をご覧いただきながら、使う方の身体状況やご自宅の環境に合った商品をじっくりお選びください。ご不明な点やお悩み、ご質問がありましたら、店内のスタッフにお気軽におたずねください。毎日の暮らしをより安心で快適にするためのサポート用品選びを、精一杯お手伝いさせていただきます。
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シングル電動ベッド W96×L199×H72(MH21/26/31/36)
床板高さ4段階 / マット付き / 手すり2本付き
定価:172,500円 ※本商品は非課税です

木製チェア W54xD55.5xH83
天然木 / スタッキング可能
定価:25,000円

立ち上がりサポーター W45xD41xH93
定価:7,900円

玄関台 W60xD35xH13.5
天然木(ラバーウッド)
定価:7,500円